標準ロマニ語の発音

世界共通ロマニ語アルファベット

a b c ć ćh d e f g x h i j k kh l m n o p r rr s ś t th u v z ź ʒ

語中のみ使う文字

q θ ç

ǎ ě ǐ ǒ ǔ

世界共通ロマニ語アルファベットは、大部分が発音記号と共通である。

y は使わない。

注意すべき綴り字と発音

c [t͡s]

ć [t͡ʃ]

ś [ʃ]

ź [ʒ]

ʒ [d͡ʒ]

j [j] ([d͡ʒ]ではない!)

x [x] ([ks]ではない!)

IPAに詳しい人ほど ź と ʒ の読み方に注意。どうしてこうなった

ǎ ǐ ǔ ě ǒ はヤ行でヨシ。

q, θ, ç は格語尾専用。語頭には来ないので大文字は使わない。

それぞれふた通り読み方がある。なおIPAとは関係ないので混同しないように。

q: nの後は[ɡ]、それ以外は[k]

θ: nの後は[d]、それ以外は[t]

ç: nの後は[t͡s]、それ以外は[s]

kh, th, ph はそれぞれ k, t, p の発音に息が混ざった発音(有気音) r はいわゆる巻舌。rr は r を長めに発音するか、直前に「ン」的な鼻に抜ける感じを伴う。二つの区別をしっかり。

アクセント

アクセントは原則として単語の最後の音節に来る。新参語(借用語とか外来語みたいなもの)は規則外なのでアクサングラーヴ記号( ̀)でアクセント位置を示す。

格語尾が付く場合はアクセントは格語尾の直前の音節にある。